先日のオリンパス株の大暴落で多くの株主をどん底に陥れたわけですが、そんな中で巨額の甘い蜜を吸い続けるやからもいるわけで。
かのゴールドマンサックスは株価の下落で儲ける空売りを早くに仕掛け、底打ちの手前で買い戻すという神業とも言えるタイミングで売買を行っていました。
今回の取引で得たという利益はおよそ22億円、果たしてその華麗なる手口とは?
オリンパス騒動の発端は10月14日にマイケルウッドフォード氏が社長を突然解任されたところから始まります。ゴールドマンサックスはその前日13日にオリンパス株を83万株空売りしており、
同日の終値から計算すると20億円規模の空売りを仕掛けたことになります。
空売りは株価の下落があらかじめ予想できるときに行われる手法であり、実際に値下がりしたときに買い戻すことで、その差額を儲けることが出来ます。
ゴールドマンサックスは13日以降も少しづつ買戻しながらも空売りを増やし続けています。
この現象についてある関係者によると、ウッドフォードしが経営陣を内部告発するという情報を聞いて、この事態を鑑み空売りに踏み切ったといわれています。
オリンパスの隠蔽工作が発覚し、株価がストップ安となり734円まで下落した11月8日の時点でゴールドマンサックスは空売残高は194万株でピークに達しましたが、584円まで下がった翌日9日の時点で残高は4万株にまで減少しています。この時点で買戻しが行われていたのは明白です。
オリンパスの株価は11日に460円まで下げましたが、14日には上場維持のニュースも報じられたことから、ストップ高540円まで反転しました。ゴールドマンサックスは見事に暴落前に売りを始め、底値直前で買い戻しを成功させたことになります。
さらに驚くべきは10月13日、オリンパスが急反発し一時153円高の2526円をつける局面がありました。この前日に円高修正などを背景にした輸出関連株買いの流れによって、ゴールドマンサックス証券はオリンパスの投資判断を中立から買いに変更し、目標株価を2400円から3800円までに引き上げています。結果この報道が株価を吊り上げる要因になりました。
ところが実際はこの裏で全力売りを仕掛けていたというのだから、背筋が凍ってきます。儲けるためには手段を選ばないというか、インサイダーを疑われても仕方の無いやり方です。情報面で圧倒的有利な機関投資家が個人投資家を手のひらで躍らせている構図といいましょうか、この関係は相変わらずのようです。
こういった手のひら返しの情報を流す投資銀行を信用する方がいけないのかもしれません。また一つ勉強になりました。ナームー